
SaaS型ワークフローとは?できること・メリット・選び方をわかりやすく解説
「申請や承認業務が遅くて困っている」
「ワークフローを導入して業務をスムーズに回したい」
「紙・メール・Excelの承認で、履歴が残りにくく、監査が不安」
申請・承認業務は、会社の規模に関わらず発生します。ところが、運用が紙やメール、Excelのままだと「誰の承認で止まっているのか分からない」「催促しないと進まない」「過去の履歴が追えない」といった問題が起きやすくなります。
そこで注目されているのが、SaaS型(クラウド型)のワークフローです。申請・承認の流れをオンラインで管理し、通知や履歴管理まで含めて仕組み化できるため、業務の停滞や属人化を防ぎやすくなります。
この記事では、SaaS型ワークフローの基本から、導入で改善できること、オンプレ型やExcel運用との違い、選び方のポイントまでをわかりやすく解説します。
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ワークフロー導入の背景には、「承認が遅い」「どこで止まっているか分からない」「差し戻しが多い」「担当者に依存する」といった課題があります。
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目次[非表示]
SaaS型ワークフローとは?
ここではまず、SaaS型ワークフローの基本から入り、業務改善につながるイメージをつかめるように解説します。
ワークフローシステムとは?
ワークフローシステムとは、申請や承認をはじめとした業務プロセスを、ルールに沿って管理し、進捗を追える状態にする仕組みです。単に申請書をデジタル化するだけでなく、「誰がどの順番で確認し、どの条件なら承認が必要か」まで含めて整理します。
たとえば経費申請であれば、申請者が内容を入力し、上長が承認し、経理が処理するという流れがあります。ワークフローを使うと、この流れをシステム上で固定できるため、「承認者が分からない」「メールが埋もれて止まる」といった状況を減らすことが可能です。
SaaS(クラウド型)で提供されるワークフローの特徴
SaaS型ワークフローは、インターネット経由で提供されるクラウドサービスとして利用します。自社でサーバーを用意したり、バージョンアップ作業を行ったりする必要がないため、導入後の管理負担が小さくなりやすい点が特徴です。
また、月額課金などで始められるケースが多く、初期費用を抑えながらスモールスタートしやすいのもメリットです。まずは一部の部署や一部の申請から試し、効果が確認できたら広げていく進め方と相性がよいでしょう。
業務改善に役立つ主な活用シーン
SaaS型ワークフローが活躍しやすいのは、申請と承認が定期的に発生し、手戻りが起きやすい業務です。
具体的には、経費精算や購買申請、稟議、勤怠申請、契約関連の承認などが代表例になります。
これらの業務は「申請内容の確認」「差し戻し」「再申請」が起こりやすく、手作業だと履歴が散らばりがちです。ワークフローで流れを統一すると、誰が見ても同じ手順で処理できる状態になり、改善の効果が出やすくなります。
SaaS型ワークフローを導入すると何が改善する?
SaaS型ワークフローは「申請をオンライン化できる」というだけではありません。導入によって改善しやすいポイントは複数あり、特に“承認が止まる理由”を減らせるのが大きな価値になります。ここでは、現場が実感しやすい改善ポイントを整理します。
承認スピードが上がる
SaaS型ワークフローを導入すると、承認依頼がオンラインで届き、場所を選ばず処理できるようになります。承認者が出張中やリモートワーク中でも、スマホやPCで確認できるため、「印鑑が押せない」「オフィスにいないから止まる」といったボトルネックが発生しにくくなります。
特に経費や購買申請などは、承認が遅れるほど支払い処理が後ろ倒しになり、業務全体に影響が出やすい領域です。承認スピードが上がると、単に早くなるだけでなく、関連する業務の停滞もまとめて減らしやすくなります。
進捗が見える化され、差し戻し・漏れが減る
紙やメールで承認を回していると、「どこで止まっているか分からない」という状態が起きやすくなります。SaaS型ワークフローでは、申請がどの承認者の手元にあり、いつから滞留しているかが見えるため、追いかける負担が減ります。
また、通知やリマインド機能があると、承認依頼が埋もれてしまうリスクも下がります。差し戻しが発生した場合も、どこが不備だったのかが記録として残るため、再申請時の手戻りを減らしやすくなります。
ペーパーレス化でコスト削減・保管リスクを低減する
紙で申請を回す運用は、印刷・押印・ファイリングといった作業が必ず発生します。SaaS型ワークフローに移行すると、これらの作業が不要になり、申請処理の周辺コストを減らしやすくなります。
さらに、紙のままだと「どこに保管したか分からない」「探すのに時間がかかる」といった問題も起きがちです。電子化されていれば検索がしやすく、保管スペースの削減だけでなく、紛失や管理ミスのリスクも抑えやすくなります。
内部統制・監査対応がしやすい
承認業務では「誰がいつ承認したか」「どのルートで回ったか」が後から説明できる状態が求められます。紙やメールだと履歴が散らばりやすく、監査のたびに証跡集めが発生することがあります。
SaaS型ワークフローは、申請の履歴や承認ルートが記録として残りやすく、監査対応の負担を減らせます。権限管理が整備されているサービスであれば、閲覧範囲を制御しながら運用できるため、不正や属人化を抑える設計にもつながります。
SaaS型ワークフローとオンプレ型・Excel運用の違いとは?
ワークフローを検討するとき、「SaaSにするべきか」「オンプレのほうが良いのか」「今のExcel運用でも回せるのでは」と迷うケースがあります。ここでは、それぞれの特徴を整理し、自社にとって何が優先か判断できるようにします。
SaaS型(クラウド)とオンプレ型の違い
SaaS型は、クラウド上のサービスを利用するため、導入スピードが早く、保守やアップデートの負担が小さくなりやすいのが特徴です。要件が整理できていれば短期間で運用を開始でき、改善を回しながら最適化しやすい点もメリットです。
一方オンプレ型は、自社環境で運用できるため、独自要件に合わせた細かいカスタマイズがしやすい傾向があります。ただし、環境構築や運用保守の負担が大きくなりやすく、運用するための体制がないと継続が難しくなることがあります。
Excelとメール承認運用で見えてくる課題
Excelとメールで承認を回す運用は、導入コストが小さく、すぐ始められる点が魅力です。ただし、業務量が増えるほど「最新版がどれか分からない」「承認ルートが人によって変わる」「履歴が分散する」といった問題が起きやすくなります。
特に困りやすいのは、進捗が追えず“人が追いかけないと回らない状態”になることです。担当者が変わったり、忙しくなったりすると途端に運用が崩れやすく、「誰が見ても正しい状態」を作りづらいのがExcel運用の限界だといえるでしょう。
自社はどちらを選ぶべき?選び方のポイント
少人数で標準化された申請が多い場合は、SaaS型ワークフローが向きやすい傾向があります。テンプレートや通知、履歴管理が揃っているため、導入後すぐ効果が出やすく、運用負担を増やしにくいからです。
一方で、独自の業務要件が強く、既存システムとの密な統合が必須な場合は、オンプレ型や個別開発も選択肢になります。ただし近年はSaaSでも柔軟に経路分岐や権限設計ができるケースが増えているため、まずは「SaaSで要件が満たせるか」を確認してから判断するのが現実的です。
ここまでの違いを、判断しやすい形で表にまとめます。導入を迷ったときは「スピード重視か」「運用負担を抑えたいか」「独自要件がどれくらい強いか」で見比べると整理しやすくなります。
SaaS型ワークフロー | オンプレ型ワークフロー | Excel+メール運用 | |
導入スピード | 短期間で始めやすい | 環境構築が必要で時間がかかりやすい | すぐ始められる |
運用・保守 | ベンダー側でアップデートされ負担が小さい | 自社運用で負担が大きくなりやすい | 人手に依存し属人化しやすい |
承認の進捗管理 | 進捗が見える化され追いやすい | 作り込み次第で実現 | 追いかけが手動になりがち |
履歴・監査対応 | 履歴が残りやすく追跡しやすい | 設計次第で残せるが運用が必要 | 履歴が散らばりやすい |
カスタマイズ性 | 設定範囲で調整しやすい | 自由度は高い | ルール固定が難しい |
向いている組織 | スピード重視・運用負担を抑えたい | 独自要件が強く体制がある | 小規模・短期運用のみ |
SaaS型ワークフローの主要機能
SaaS型ワークフローを選ぶときは、「どのサービスが有名か」よりも、自社の運用に必要な機能が揃っているかを確認するのが重要です。
ここでは、導入後に差が出やすい主要機能を押さえ、比較できるように解説します。
業務に合わせた申請フォーム作成
ワークフローの使いやすさは、申請フォームの作りやすさで大きく変わります。経費精算、購買申請、稟議など、よく使う申請をテンプレートで作れたり、入力項目を簡単に調整できたりすると、現場の定着が早くなります。
また、添付ファイルの提出が必要な業務では、領収書や見積書などを無理なく添付できるかもポイントです。必須項目の設定や入力制御ができると、申請の不備が減り、差し戻しの回数も抑えやすくなります。
柔軟な承認経路の設定
承認ルートは、運用していくほど「例外」が出やすい領域です。金額や部門によって承認者を変えたい場合や、特定条件だけ追加承認を入れたい場合など、分岐できるかどうかで運用負荷が変わります。
また、承認者が不在のときに処理が止まると、結局手作業のフォローが必要になります。代理承認や不在時対応の機能があるかは、日常的に詰まりやすいポイントなので事前に確認しておくと安心です。
承認を行う担当者への通知・リマインド
ワークフローは「承認してもらえなければ進まない」ため、通知設計が非常に重要です。承認依頼が届いたことに気づけなければ、システムを入れても結局止まってしまいます。
自動通知やリマインドが使えると、承認漏れを仕組みで減らせます。メールだけでなく、普段使っているチャットツールに通知できるかどうかも、現場の動きやすさを左右します。
権限管理と監査ログによる内部統制の強化
申請・承認は、扱う情報の性質上、権限管理が欠かせません。人事・総務系の申請や契約関連では、閲覧できる範囲を細かく制御しないと、不必要に情報が広がるリスクがあります。
監査ログが残ると、あとから「誰がいつ何をしたか」を追えるため、不正やトラブルの調査にも対応しやすくなります。内部統制の観点では、履歴が残ること自体が運用の安心材料になりやすいでしょう。
業務を一気通貫で回せる他ツールとの外部連携
ワークフローは、承認して終わりではありません。経費申請が承認された後に会計ソフトへ入力したり、購買申請後に発注処理へつなげたりするなど、次工程が必ず発生します。
外部連携が弱いと、承認後の作業が手動になり、「結局二重入力が残る」状態になりやすくなります。APIの有無や連携のしやすさを確認しておくと、ワークフロー導入を業務改善につなげやすくなります。
基本的な導入ステップ
ワークフローは導入しただけでは定着しません。現場で使われ続けるためには、導入の順番を間違えないことが重要です。ここでは、失敗しづらい進め方を3ステップで整理します。
ステップ1)部署単位から小さく始める
最初から全社展開を狙うと、要件が膨らみやすく、導入が長期化しがちです。まずはバックオフィス系の申請など、比較的標準化しやすい業務から始めると、成功体験を作りやすくなります。
小さく始めることで、運用上の課題も早い段階で見つかります。改善しながら展開できるため、結果として全社展開までのスピードも上げやすくなります。
ステップ2)テンプレを整備し、入力を標準化する
ワークフローの効果は、入力の標準化で大きく変わります。入力項目が人によって違うと、確認が増え、差し戻しが増え、承認のスピードが落ちてしまいます。
入力項目や添付ルールをテンプレとして整備し、申請内容のばらつきを減らすことが重要です。申請の品質が上がると、承認者の負担が減り、運用が回りやすくなります。
ステップ3)承認者の負担を減らす
ワークフローが止まる原因は、申請者よりも承認者側にあることが多いといえます。承認者が「忙しくて後回しにする」「どこから承認すればいいか分からない」と感じると、運用は定着しにくくなります。
承認をしやすい導線や通知設計は、導入の成否に直結します。承認者のUXが良い状態を作ることで、ワークフローは初めて“使われ続ける仕組み”になります。
SaaS型ワークフローシステム導入前の確認ポイント
ワークフロー導入の失敗は、「ツールが悪い」というより、導入前の整理不足で起きることが多いです。ここでは、導入前に押さえておくと後で困りにくいポイントをご紹介します。
まずは改善しやすい業務フローを絞り込む
導入の段階で、すべての業務を一気に改善しようとすると、設計が複雑になり失敗しがちです。最初は「頻度が高く、負担が大きい業務」から着手すると、効果が見えやすくなります。
たとえば、毎月必ず発生する経費申請や購買申請などは、改善の成果が現れやすい領域です。成果が出ると、次の業務へ展開する推進力にもつながります。
運用フローが複雑なら、現状整理を行う
申請業務は、例外処理が多いほど属人化しやすく、システム化するときに詰まりやすくなります。現状を整理せずにツールを入れると、結局「例外だけ手作業」が残り、改善が中途半端になります。
As-Is(現状)とTo-Be(理想)を整理し、誰がどの条件で、どこまでやるのかを決めておくことが重要です。例外の扱いまで決めておくと、導入後の運用が止まりにくくなります。
セキュリティ・契約内容・サポート内容も確認する
ワークフローは業務の中核に入りやすいため、セキュリティ要件の確認は欠かせません。SSOやIP制限など社内ルールがある場合は、対応可否を事前に確認しておく必要があります。
また、費用が発生するポイントがどこかも確認が重要です。利用人数や機能追加で費用が増える場合があるため、運用規模を想定して選ぶと後で困りにくくなります。導入支援やサポート体制があるかも、継続運用の安心感につながります。
業務を止めない仕組みを作るなら「workrun」がおすすめ!
SaaS型ワークフローを導入すると、申請や承認の停滞は改善しやすくなります。ただ、実務では「承認後の作業」まで含めて整えないと、結局そこがボトルネックになることがあります。
workrunなら、申請から次工程までの業務フローをつなぎ、ルールに沿って自動実行することで、業務を止めにくい運用を作りやすくなります。
workrunを導入することで、以下3つのメリットが受けられます。
・申請から次工程まで一気通貫で回せる
・例外対応や分岐のある業務にも使いやすい
・ワークフローの実行回数が無制限で利用できる
各メリットについて、詳しく解説します。
申請から次工程まで一気通貫で回せる
承認業務は、承認した瞬間に終わるわけではありません。たとえば購買申請が承認された後に発注処理へ進めたり、経費が承認された後に会計システムへ登録したりする必要があります。
この後工程が手動のままだと、結局「承認されたのに動かない」状態になります。workrunを使うと、承認を起点に次工程へつなげるフローを組めるため、業務全体を一気通貫で回しやすくなります。
例外対応や分岐のある業務にも使いやすい
申請業務は、実際には「金額によってルートが変わる」「特定部署だけ追加承認が必要」といった例外が多いものです。単純な承認フローだけで運用しようとすると、例外が増えるほど手作業に戻ってしまいます。
workrunなら、条件に応じた分岐や担当振り分けなどをフローに組み込みやすくなります。例外を“仕組みの中に入れる”ことで、現場の手戻りを減らしながら運用を安定させやすくなります。
ワークフローの実行回数が無制限で利用できる
自動化を進めるほど、「実行回数の制限」が気になるケースがあります。実行回数の上限があると、最初は小さく試せても、業務へ広げる段階で設計を変えざるを得ないことがあります。
workrunはワークフローの実行回数が無制限で利用できるため、追加料金を気にせず運用に組み込みやすいのが特徴です。小さな申請から始めても、そのまま全体に広げやすく、改善を止めずに進められます。
SaaS型ワークフローは「承認の遅さ」と「属人化」を解消する
SaaS型ワークフローは、申請・承認業務の停滞を減らし、進捗の見える化や履歴管理を通じて属人化を抑えやすくする仕組みです。紙やメール、Excel運用で起きがちな「追えない」「止まる」「残らない」問題を、運用として改善しやすくなります。
導入を成功させるためには、最初から全業務を対象にするのではなく、効果が出やすい領域で小さく始めることが重要です。選定の際は、承認経路の柔軟性、通知・リマインド、監査ログ、外部連携のしやすさを重視すると、導入後の失敗が減りやすくなります。
▼ワークフローを「承認だけ」で終わらせないならworkrun
SaaSワークフローを導入しても、成果が出ないケースの多くは「承認の前後が手作業のまま」になっていることが原因です。
申請が通ったのに次工程に連携されない、通知が漏れる、情報が別ツールに分散するという状況だと、運用負担が残り、現場は結局“手で回す”ことになります。
workrunなら、複数ツールをまたぐ業務フローをまとめて自動実行できるため、承認を起点に次工程までつなげやすいのが特長です。まずは頻度の高い申請から小さくフロー化し、運用が固まったら範囲を広げる進め方が、定着にもつながります。



